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近赤外分光アナライザ(400-2500nm) 型式:A8850(粉体・固体用モデル)
概 要
自社独自開発の近赤外モデル
40年以上にわたり培った近赤外分光の蓄積した技術をベースに、試験室での分析に必要な機能を追求し、独自技術で完成させた近赤外分光アナライザです。現場での多様な測定要望に応えるサンプリングシステムをはじめとした多彩な機構は、高いコストパフォーマンスと、世界最高クラスの性能をご提供致します。
分光方式として大型のグレーティング採用し、ワイドスキャン対応のモノクロメータにより 400-2500nm の波長領域で高品質のスペクトル測定を可能としています。またサンプルボックス内にはXY可動の多目的ステージを備え、スペクトル測定と連動した柔軟な測定メソッドを実現します。標準装備の測定モードとして以下3タイプの動作が可能です。
測定モード一覧
粒状検体測定
粒径が粗い検体の場合、X軸のステージを可動しながらスペクトルの多点計測を行います。最終的に得られたスペクトルを平均化処理することで、安定したスペクトルの取得を実現します。
本機能により粗粒検体測定における詰め替え時のバラツキを軽減し、例えば未粉砕の穀物(お米、小麦、大豆など)や長さを伴う検体(乾麺など)の測定に効果を発揮します。
複数検体の自動測定
粉体など均一性が高い検体は、XYの2軸を可動することでトレイ上にセットされた検体を自動で複数本連続測定する事が可能です。
定量分析には密閉用の栓を備えた専用の石英バイアルビンを使用します。トレイサイズは、標準φ29mm 3×2本掛け、φ29mm 4×2本掛け、φ19mm 5×3本掛けを準備しており、目的に合わせて最適なサイズを選択可能です。
また、お客様のご要望に応じてマッピング測定を実現するためのステージ動作にも対応致しますのでアイデアを生かした測定の実現にお役立てください。
ダイレクト測定
センタリング用のアイリスアダプタをセットすることで、静止状態でのセンタリング測定に対応します。 シャーレ―などを計測部にセットし、直接測定する事も。また粒状の検体を一粒ずつセンタリングして測定する事も可能です。
測定検体が特に大きい場合、センタリング用のアイリスアダプタを取り外し、サンプルテーブルに直接検体を設置することで、検体サイズに影響を受けない柔軟な対応も可能です。
仕 様
測定波長範囲 | 400-2500nm |
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測光範囲 | 2.0AU |
ノイズ(RMS)at 0 Abs | 400-700nm <50μAbs 700-2500nm <30μAbs |
データ間隔 | 0.5nm |
スキャン速度 | 2 スキャン/秒 |
検出器 | 400-1100nm Si(シリコン) 1100-2500nm PbS(硫化鉛) |
電源入力 | 単相 AC 90V-264V 50/60Hz |
消費電力 | 最大 200W |
本体寸法 | 幅410mm × 高さ400mm × 奥行620mm |
お問い合わせ
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